Ｑ＆Ａ - 千葉県果樹園芸組合連合会なし研究部

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千葉県なし研究部

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Ｑ＆Ａ

Q＆A

梨を購入時やお問い合わせ等を頂戴したときによくある質問と回答をまとめました。

梨について

▼ 梨の消費期限はどのくらいですか？

生鮮品ですので、お手元に届いたら箱や袋から取り出し、冷暗所で保管しお早めにお召し上がりいただきたく思います。特に幸水等8月の暑い時期の品種は1週間以内にお召し上がりください。また新高や王秋等、日持ちする品種もあります。

▼ 梨の保存方法を教えてください

直射日光を避け、冷暗所で保存してください。乾燥しないようビニール袋や新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室等で保存すればより鮮度を保つことができます。

▼ 美味しい梨の食べ方をおしえてください

お召し上がりになる2～3時間前に冷蔵庫に入れ冷やしますと、美味しさもより一層引き立つようです。

▼ 生食以外の梨の楽しみ方はありますか？

ジャムやコンポートに加工するのはもちろんですが、リンゴの代わりにサラダに入れたり、すりおろした梨を肉の下味として使ったり、焼肉のたれの材料にしたり、冷麺に盛り付けたり、キムチにしたりといろいろな食べ方があります。でもやっぱり生食が一番かもしれません。

▼梨の栄養について教えてください

梨には整腸作用のあるソルビトール、夏バテによいカリウム、抗酸化作用のあるタンニンやポリフェノール、食物繊維、アスパラギン酸、クエン酸等が含まれています。※効能を保証するものではありません。

栽培方法について

▼ 農薬はどのくらい使用していますか？

県内の梨生産者はJA全農千葉が発行する「病害虫防除暦」を基本にし、農薬の散布基準を順守し散布しています。減農薬の取り組みも盛んに行われ、環境に配慮した栽培方法を取り入れています。農薬の散布情報についてはご購入店や直売所でお聞きください。

▼ 年間の作業スケジュールを教えてください

春は摘蕾、摘花といった花の管理、夏にかけて実を大きくならせるために摘果、夏季誘引といった実の管理、収穫期、収穫が終わると翌春まで剪定という枝の管理をしています。梨は年間を通して作業があります。

トラブルについて

▼梨を切ったら芯の周りが腐っている

出荷時に判断することが難しい梨の生理障害・病気(芯腐れ症)かもしれません。腐っている部分を大きく削りお召し上がりいただけますが、あまりにも酷い場合は写真を添えてご購入店舗にご連絡ください。

▼果肉全体や一部が透明だったり黒ずんでいる

みつ症（うるみ）と呼ばれる果肉障害です。特に「豊水」によくみられる症状です。果肉が水浸状になり梨特有のシャキシャキとした食感が失われます。みつ症は時間とともに酷くなるだけでなく、選別の際、外観からは判断しくいものです。お召し上がりいただいても問題ありません。購入した梨や届いた梨のほとんどがみつ症の場合は、写真を添えてご購入店舗や梨園にご連絡ください。

▼果肉に褐色の斑点（コルクスポット）がみられる

「あきづき」や「王秋」はまれに果肉に褐色の斑点がみられることがあります。コルク状果肉障害で選別時に外観からは全く判断できません。コルクスポットを取り除きお召し上がりください。

梨芯腐れ症